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COOLPIX5000(NIKON)

発売 2001/12
撮像素子 2/3型 524万画素 補色フィルターCCD
レンズ 28〜85mm相当(7.1〜21.4mm)F2.8〜4.9
記憶媒体 コンパクトフラッシュTYPE 2(32MB付属)
インターフェース USB(マスストレージクラス),AV端子
光学ファインダー 有り
液晶モニター 1.8型低温ポリシリコンTFT
記録画素数 2560×1920
1600×1200
1280×960
1024×768
640×480
最短撮影距離 50cm(ノーマル)
2cm(マクロ)
電源 6V 2CR5リチウム電池×1個
または、専用リチウムイオン充電池(付属)
サイズ(W×H×D) 101.5×81.5×67.5mm
重量 360g(本体のみ)
付属品 レンズキャップ,ストラップ,オーディオビデオケーブル,
コンパクトフラッシュカード(32MB),USBケーブルUC-E1,
Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL1,
バッテリーチャージャーMH-52,Nikon View 4(COOLPIX)CD-ROM
価格 150,000円

○ニコンファンユーザ待望の銀塩カメラデザインのハイエンド機
○28mmから始まる広角よりの3倍ズームレンズ
○レンズ前2cmまで寄れるマクロ機能
○D1X/H並の短いシャッタータイムラグ
○約1.5コマ/秒で10コマまでか、3コマ/秒で3コマまでの連写機能
○1.8型のフリーアングル液晶
○1/4000秒〜8秒までの幅広いシャッター速度
○2画素の情報を加算しSXGA以下の画像サイズでノイズを最小限に抑え階調を綺麗に見せる「クリアイメージモード」
○ホワイトバランスをずらした3段階の画像を記録する「ホワイトバランスブラケティング」機能
○多彩なオプション

【概説】
 ニコンではこれまで、Fマウント対応の一眼レフを除くと、回転レンズと言うやや特殊なボディを持つCOOLPIX900シリーズがデジカメのハイエンドに位置していたが、遂にオーソドックスな銀塩カメラ型ボディを持つハイエンド機が発表となった。

 ライバルのオリンパスC-2000/3000/4000シリーズを彷彿させるデザインだが、背面の液晶は、キヤノンのPowerShot G1/G2と同じフリーアングル液晶となっている。デジカメでは珍しい28mm相当の広角寄りとなるズームレンズは、レンズメーカならではと言える。

 2/3型CCDを持つDiMAGE 7やE-20と比べると、非常に小型軽量になっている。また、他の機種と違い、液晶ビューファインダーを採用していないが、これは、撮影時のレスポンスを重視したためだという。確かに、シャッタータイムラグが50msと言っている時代に、100msのタイムラグがあると言われる液晶ビューファインダーを選ばずに、通常の光学ファインダーを選ぶのは、一つの見識だと思う。

【操作性】
 両手で保持するのはやや難しい程の小型ボディだが、グリップが大きくホールディング性は悪くない。ただ、調光センサの位置が、右手の指で塞がれる位置にあるため、やや気を使う。この辺は、小型化の弊害か。

 ボタン類は、かなり数がありやや複雑そうだが、よく考えられており、使いやすい。ボタンの機能割り当てや、各種モードを電源を切ったときに保持するかどうかも選べるなど、凝った設定が可能になっている。

 起動は、沈胴式レンズがせり出してくることもあり、電源投入から撮影可能になるまでに7秒かかり、やや遅い部類に入るが、シャッタータイムラグは小さく、連射も必要十分な性能を確保している。

 AFは暗い所でも必要十分な速度で合う。この辺は、ニコンならではの強みと言える。

【画質】
 2/3型と比較的大きな撮像素子と、500万画素という画素数の組み合わせにより、A3以上に引き伸ばしても十分な画質を持っている。
 やや地味な発色とも言えるが、ニコンのデジカメに共通した癖のないナチュラルな画作りとなっている。

【まとめ】
 画質面と豊富なオプションによるシステム性は、まさにハイエンド機と言える性能が、中級機以下の小型軽量ボディに収まったオールマイティなデジカメと言える。その分、性格付けが曖昧な面もあると思うが、それは、一眼レフボディのDシリーズを上位に持つニコンならではの選択なのだろうと思う。

 値段を別にすれば、誰がどういう用途に使っても満足感を得られる高バランス機と言える。