IXY DIGITAL 300(CANON)

発売 2001/04
撮像素子 1/2.7型 211万画素 原色系CCD
レンズ 35〜105mm相当 F2.7〜4.7
記憶媒体 コンパクトフラッシュType1(8MB付属)
インターフェース USB,AV出力
光学ファインダー 有り
液晶モニター 1.5型低温ポリシリコンTFT
記録画素数 1600×1200
1024×768
640×480
最短撮影距離 76cm(ノーマル)
16cm(マクロ)
電源 専用リチウム充電池(付属)
サイズ(W×D×H) 94.8×29.9×62.5mm
重量 240g(本体のみ)0
付属品 バッテリーパック,バッテリーチャージャー,CF(8MBケース付),
AVケーブル,インターフェースケーブル,CD-ROM,リストストラップ
価格 85,000円

○IXYらしいコンパクトなボディ
○色抜けの良い原色フィルター採用
○音声付き動画撮影に対応
○オールインワンパッケージ
×やや暗い(望遠側でF4.7)レンズ
×オフに出来ないデジタルズーム

【概論】
 APSカメラとほぼ同じ大きさで人気のIXY DIGITALのボディをやや拡大し、3倍ズームレンズと原色系CCDを搭載したモデル。
 「一円玉光学系」と言われた2倍ズームレンズは「十円玉光学系」となった。ズーム比率が上がったかわりに、レンズが暗くなり、ボディサイズ、重さともやや増加したのは残念。確かに、ホールディングを考えるとこの程度の大きさの方が、使い易いとも言えるが、その分平凡になったと感じる。
 どちらにしろ、メモ用のデジカメとしては、やや重く、コンセプト的に中途半端な印象。ステンレスボディは質感がよいのは確かだが、その分必要以上に重くなっている。

【操作性】
 ボディが大きくなったことは、操作性の面では好影響を及ぼしている。ボタンの配置やホールドも無理がない。
 撮影間隔は、通常で1.7秒、連写モードで2.5コマ/秒と、カメラの性格を考えれば、まずまずの速さ。バッテリーの持ちも、IXY DIGITALに比べて40%向上している。
 ただ、デジタルズームをオフにする設定がないのはいただけない。

【画質】
 原色フィルターと第2世代の1/2.7型211万画素CCDの採用で、発色はかなり向上している。また、様々な場面で、何も考えずにシャッターを切っても、それなりに写っているのは、カメラメーカとしての露出制御のノウハウがいかされているのか?画質面では、スタイリッシュな外見とは裏腹に、堅実に良くまとまっている。
 また、1/6秒以上のシャッタースピードになると、EOS D30やPowerShot G1等に搭載されたノイズリダクション機能が働くため、画素面積の小さな1/2.7型の211万画素CCDでありながら、ノイズの少ないクリアな画質となっている。

【まとめ】
 IXY DIGITALとして、この路線が正しいのか?と言えば、やはりIXY DIGITAL 200の方が、正当な後継機と思うが、このモデルも、スナップ用のデジタルカメラとしては、キヤノンらしく堅実にまとまっている。やや重く持ちにくいボディが気にならなければ、かなり広い分野に使える高水準のデジカメと言える。