『戦国自衛隊1549』
この土日も、暇つぶしのうまい方法が思いつかず、また映画を観に行った。まあ、天気もイマイチだし、寮の(特に風呂の)門限が結構厳しいので、あまり遠出もできないから仕方ない。
今日行ったのは、2005年の福井晴敏映画シリーズ第2弾『戦国自衛隊1549』。

前作の『戦国自衛隊』は、陸上自衛隊の協力が得られないから角川が作ってしまった戦車(型車両)、千葉真一と夏八木勲のくどい演技、ちょい役で出ていた(当時人気絶頂の)薬師丸ひろ子ぐらいしか印象に残っていない。結局劇場へは観に行かなかったし。
ちなみに、最近もコンビニに並んでいるのを目にしたが、「戦国自衛隊」は後にコミックスで山のような続編が出た。やっぱり、「戦国時代に戦車」と言うアンマッチの魅力なんだと思う。
制作は、「ゴジラ×メガギラス」、「ゴジラ×メガゴジラ」、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京S.O.S」と「特撮映画LOVE」な映画を撮り続けている手塚昌明監督。と、言うわけで、それなりに期待して観に行った。
感想は、まとめる力(と時間)がないので、例によって箇条書きにする。
・フィラデルフィア・エクスペリメントな実験中に過去に飛ばされる陸自の実験部隊
・装甲車の隊員に突然矢が刺さる場面の緊迫感!
・組織に迎合しない男を演じたら右に出るものはない江口洋介
・仕事帰りのホストと思ったら、入れ替わりに戦国時代からやって来た武士 北村一輝の洋服姿
・一番バタくさい顔立ちの北村一輝が武士役なのは面白い。この人との現代での2年間を外伝ででも描いて欲しい
・救出に向かったロメオ中隊のヘリが対空ミサイルに襲われるシーンは意外性があって良し
・鹿賀丈史・伊武雅刀・高畑淳子(「白い巨塔」の石坂浩二の奥さん役)等、胡散臭さ満載の出演陣
・一目で「木下藤吉郎」とわかってしまう「藤介」
・ちょっと歳が行き過ぎているが、結構イメージに合う鹿賀丈史の織田信長
・いくら何でも考証上無理がある「地殻破壊爆弾」(ガッチャマンの最終回みたい)
・ケレン味があってキレがある演技がステキな北村一輝
・「ライブマン」の面影無くただの「太った自衛隊員」の嶋大輔
・門をぶち壊して突入する装甲車は実在車両唯一の見せ場
・「時代劇の見過ぎ」と思わせる大見得切った名乗りのあと、死んでしまう生瀬勝久(ロメオ中隊の隊長)
・なんかアップが辛い鈴木京香
・割とこぢんまりした「最後の決戦」
・ホロリとさせる嶋大輔の戦死シーン
・CGモロわかりの90式戦車の破壊シーン
・唯一観客が笑った伊武雅刀の「これ(防弾チョッキ)にまた助けられたわい」
・収まるところに収まったラスト
・意外に多く生き残ったロメオ中隊の隊員達
・リアルと言えばリアルだが、あまりに疲れすぎた表情の鈴木京香
・立ち去る江口洋介に敬礼する自衛隊員のシーンを見ていると「ガメラ2」を連想
・全体に、きれいにまとまりすぎて、あっさり感が強い
・鈴木京香以外生き残らなくても良かったのかも
・戦車と戦国武将の戦闘シーンが少ない(本物の弊害?)
等々。
良くもまあ、こんなシビリアンコントロールもへったくれもない映画に自衛隊が協力してくれたもんだと感心するが、6月に観に行った『ローレライ』に比べると、終盤にかけての盛り上げ方とかカタルシスに関して及ばない印象を受けた。うーん。せっかく芸達者な人たちを集めたのにもったいない。

公開後2週間で土曜日の1回目としても、やや寂しい入りだった。うーん。手塚昌明監督には頑張って欲しいが…大丈夫かなー。