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2006年07月16日

「会長杯」予選

 明け方、試合の夢を見た。

 公式戦で息子が投げた球を相手打者がレフトに打ち返す。外野の頭を越えるかと思った打球を、レフトに入った4年のS君が好捕!(実際にはS君は上級生チーム)

 「ほっ」としたところで目が覚めたが、いかにも戦力不足の下級生チームを象徴するような夢だった。一方息子もぐっすり眠れたらしく、爽快な顔で起きてきた。

開会式
 2日で終わるミニ大会と言っても、四国各県や広島、それに九州地区からの招待校もあり、総勢66校が参加する結構大きな大会だった。(もっとも、息子たちの下級生チームは6校だけで、各2試合の「総当たりでないリーグ戦」を行い、上位2校が決勝進出と言うシステムになっている)

 河川敷にあるソフトボール場でちゃんとした開会式もあった。

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H校戦
 その後、近くの小学校に移動していよいよ第1戦。

 相手は前にも対戦した記憶があるH校。「どんなチームなのかな?」と大会パンフを見たところ、「ベンチ入りの16選手全員が5年生」と言うことがわかった。(下級生チームと言うのは、要は「5年生以下で構成されたチーム」という規定があるので、全員が5年生のこともある)

 そんなお兄さん達のチームに、「5年生が2人(そのうち1人は先々月に入った)だけで、外野を2年生が守ることもある」我が校が勝てるわけがない…、と思ったが、子供達には、「頑張れば勝てるからなー」と励ました。

 さて、息子は「2番投手」で先発出場。

 1回の表に、味方が2点取ってくれたが、その裏。久しぶりの登板で緊張したのか、息子としては珍しく四球でランナーを出し、守備の乱れもあって4点を取られて「2-4」

 ところが、2回の表、相手投手のコントロールの乱れに乗じて監督の出した「1ストライク取られるまでは、ストライクだと思っても振らない」作戦が的中。下位でランナーを貯めて上位が長打で返す打者一巡の猛攻を見せ6点を取り逆転

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 その後は、「チェンジアップとスローボール」と言う打たせて取る息子の配球に相手が翻弄されたのか、クリーンヒットは打たれず。一番守備の上手いT君が守るショートへはあまり打球が飛ばず、2回に1回はトンネルしていた気がするが、要所要所では良く守ってくれて3回裏の1点だけに抑えた。

 味方は、走塁のミスが相次ぐ拙攻でいやーなムードの中、4回表のキャプテンのT君のホームスチールで1点を追加、いよいよ最終回4回の裏のH校の攻撃を「5-9」の4点差でむかえた。

 ここで、相手も息子の配球(遅い球ばっかり)を読んだのか、この試合初めてのクリーンヒットを2本続けて打つ。息子も動揺したのか、この試合2個目の四球を出し、ワイルドピッチや振り逃げもあって、1点取られて「6-9」でなお無死満塁と言う、長打(小学生の場合、外野の間を抜けばまず本塁打)が出れば同点どころか逆転サヨナラと言う、大ピンチを迎えた。

 観てる私の方が、心臓の鼓動が速くなって息苦しい状況だったが、何故か追い詰められると開き直ってくれるのが下級生チーム。(ビギナーズラック?)

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 いきなり強い当たりの内野ゴロを打たれたが、ここまでエラーもあったセカンドのNさん(女子)が、ここでは落ち着いて捕ってバックホーム。フォースアウトで1死満塁とした。

 次の打者は、いきなり投手前にバント。投球前にリードの取れないソフトボールの場合、スクイズは難しいはずだが、揺さぶりをかけてきたのか?この打球を、息子がダッシュ良く捕ってそのままキャッチャーにグラブトス。山鳴りの返球がキャッチャーのミットに納まりフォースアウト。2死満塁となった。

 しかし、この場面、右手にボールを持ち替えて普通に返球しても十分に間に合った気がするが、何故にグラブトス?と思い、後で息子に聞いたところ、

息子「だって、ピッチャー前のスクイズは、グラブトスで返球するもんだよ。ドカベンでは全部そうだよ

 そうかー。マンガか…。まあ、結果オーライだし、後で周りの方々に「今日一番のプレーでしたね」みたいに褒められたので良しとするか。アレが、キャッチャーの頭を越していたら、2点は入っていたはずだが…

 さて、2死満塁と追い込んだものの、なおサヨナラ負けのピンチは続く。

 次の打者も早いカウントから打ってきたが、息子へのピッチャーゴロ。捕った息子がよろめいて膝をついたためヒヤッとしたが、ワンバウンドの送球をファーストのO君(4年)が落ち着いて捕ってスリーアウト。試合終了。「9-6」で我が校の勝利。

 5年生が2人だけのチームが、全員5年生のチームに勝った!!

予選
第1試合
1234
D校26019
H校40116

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 終わったときに息子を抱き上げて祝福してやりたいぐらい嬉しかったが、今回もユニフォームを着た「コーチ」としてベンチに座っていることを思い出して自粛した。

 それにしても、最終回は3点差で無死満塁と一気に逆転されそうなムードだったが、ここで踏ん張れたのは大きい。精神的にたくましいのか、単に怖いもの知らずなのか、今年の下級生チームの特徴が上手く出た一戦だった。


A校戦
 予選リーグ1勝を挙げて、意気上がる我がD校の次の相手は、1試合目で強豪のO校に「1-12」で負けているA校。

 この試合も息子は「2番投手」で先発。投球のコツが掴めたのか、「チェンジアップとスローボール」の配球が決まり、2回を1点だけに抑える。

 その後、3回の表に味方が2点を取ったところで、監督から「ご苦労さん。よく頑張ったな。次の回からショートを守れ」とねぎらいの言葉をかけてもらいお役ご免。

 ところが、「2-1」とリードして迎えた3回裏。本来のエースのT君がリキんだのか、四球とワイルドピッチに守備陣のエラーが重なり一気に5点を失い「2-6」となる。

 ショートに入った息子も、昨日の練習試合と同じく2塁盗塁を刺すキャッチャーの送球を2回も逸らせてしまう。

 息子はその後、4回裏途中から再び登板。相手の走塁ミスもあってなんとか1点に抑えて、「2-7」で最終回を迎えた。

 最終回は、ランナーを出して反撃したが、走塁ミスが2つも重なり1点取っただけで試合終了。

 「3-7」で敗れて、予選リーグを一勝一敗で終えた。

予選
第2試合
12345
D校002013
A校0151X7

 勝てない試合ではなかったと思うが、これも実力。仕方ない。

「一勝一敗」3チーム
 その後、去年の優勝校O校が2連勝して決勝進出を決めたが、残りは一勝一敗が我が校を含めて3チームの中から選ばれることになった。

試合結果
1O校12-1A校
2D校9-6H校
3K1校5-5K2校
4D校3-7A校
5H校8-5K1校
6O校?-?K2校

 ここで、大会規定について誤解していて、「得失点差で1位のH校が決勝進出。残念!」とややガックリしながら解散した。

指導者宴会で
 ところが、この晩、大会関係者の宴会(他県から来た方々との飲み会)に人数合わせで出席していた私のところに監督が来て「決勝進出です!」とのこと。

 どうやら、大会規定では「失点数」となっているのを「得失点差」だと思っていたために「ダメだ」と誤解していたらしい。確かに、「失点数」では我が校が1位となっている。

 得点失点得失点差
D校1213-1
H校14140
A校815-7

 その後、大会役員から正式に発表があり、我が校の決勝進出が決定!

 まるでWBCの日本代表だが、決勝で待ち受けるのはキューバでなくて、去年の覇者O校。

 冷静に考えて勝てる気がしないが、それでも最低準優勝を確保した。

 この瞬間、下級生チームの各家庭でも大騒ぎだったようで、電話やメールで「明日頑張ろうね!」とのメッセージが飛び交った(らしい)。

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