ジョゼフ・キャノン「さらばベルリン」
新年度開始!だが、今日は、松山の事務所で辞令交付式があって、午後から今治に移動したので、実質4時間ほどで仕事が終了してしまった。本格的に新年度が始まるのは明日からか。
さて、以前はここで、見た映画や読んだ本の話をしていたが、土日がほぼソフトボール活動で潰れるようになってからは、余裕がなくてほとんど書かなくなった。実際に自由に使える時間は(仕事の残業も以前より増えて)減ってきたので、前みたいに「1年間に50冊」みたいなペースでは読んでいないが、それでも暇を見つけて何か読むようにしている。4月に入って多少は余裕ができた(はず)なので、最近読んだ本の話でもボチボチと書いていこう。
まずは、「ロス・アラモス 運命の閃光」なんかを書いたジョゼフ・キャノン(「キヤノン」でなくてもOK)の「さらばベルリン」。(前作はタイトルだけは聞いたことがあるが、読んだことはない)

ナチスドイツ降伏直後のベルリンを訪れたアメリカの新聞記者。かつて暮らした街の様変わりに戸惑いつつ、かつて不倫関係にあった女性の消息をたどるうちに事件に巻き込まれ…と言うお話。
何でも、2005年にはモノクロ映画化もされているらしいが、そちらの方は観たことなし。文庫本の帯の写真を見る限り、「カサブランカ」みたいな雰囲気の映画なんだろうか。
単純なミステリーでも国際謀略小説みたいな話でもなく、物理的に心理的にも戦争の(ナチスの)傷跡が残る、終戦直後のドイツの様子がうまく描かれていたと思う。ユダヤ人やドイツ人でも一般市民は「被害者」であると思われがちだが、生活のためとはいえナチスに協力していた人たちもおり、そういう近親憎悪的な複雑な状況にもスポットを当てていたのが興味深かった。
「ロス・アラモス 運命の閃光」も手に入ったら読んでみよう。