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2008年04月25日

ジェフリー・ディーヴァー『ボーンコレクター』

 『啓示空間』の次は、「何かメジャーなミステリーが読みたい」と思ったので、「このミステリーがすごい!」でも評価の高い、ジェフリー・ディーヴァーの『ボーンコレクター』を読むことにする。

 私は、好きな作家とか作品に限り「このミス」での評価が低くて、「『このミス』とは好みが合わない」と思うことも多い(ロバート・ラドラムなんかはその典型)が、スティーブン・ハンターなんかは好みが合っていると感じることもあり、まあ、試しに読んでみようと思ったわけである。(なんか偉そうだが)

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 ディーヴァーは、前に「第2次世界大戦前夜。ベルリンオリンピックのアメリカ選手団に紛れてドイツに侵入したアメリカ政府の暗殺者の標的は、ナチスの高官」みたいな『獣たちの楽園』を読んで、そこそこ面白かったはずだが、この人のもっとも有名なこの「リンカーン・ライム」シリーズについては、これまで読んだことがない。

 伝説的な犯罪現場鑑識官だったが、捜査中の事故によってほぼ全身の機能を失った主人公が、美人の巡査をはじめとする協力者の手を借りて犯人を追い詰める。

 シリーズ第1作となった本作は、各登場人物の紹介編の趣があるが、謎めいた犯人の不気味さと、監禁された被害者の場所を探す追いかけっこがスリリングで、一気に読めた。終盤のどんでん返しにも意表を突かれた。

 思った以上に高レベルの面白さだったが、登場人物が、アメリカ映画(TVドラマ)のステレオタイプな登場人物風に描かれていたのは、ちょっと「浅い」感じがして気になった。

 ともかく、少し間をおいて続編も読んでみよう。

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