グレン・ミード「悪魔の使徒」
仕事もやや落ち着いて余裕ができたのでソフト以外のネタも拾っていこう。
列車通勤も7月目に入り「JRの中ではメールのチェック(家で受信したのをまとめて読む)とブログの記事の作成。市内電車の中では読書」と言うスタイルが固まってきた。
そのため、寮はそれほどではないが、毎日1時間弱は確実に何かを読んでいる。おかげで、去年までの「徒歩通勤」の間に、「そのうち読むだろう」と思って買い込んでいた本を含めて、結構順調に在庫を消化している。
↑最近では、新作が最も楽しみな作家であるグレン・ミードの最新作「悪魔の使徒」。
最初は、F・フォーサイス的な「国際謀略小説」や「要人暗殺小説」を書いていたG・ミードだが、前作の「すべてが罠」あたりからサイコスリラー的な作風に変化したと感じていた。それが、今作ではもっと顕著になっている。
猟奇的な連続殺人犯に婚約者とその娘を殺されたFBIの女捜査官。犯人の死刑執行まで見届けた彼女の周辺で再び起こる同じ手口の犯罪。死んだと思われた犯人は生きているのか?それとも模倣犯の犯行なのか?
展開が非常に早く、主人公に疑いがかかるところや、犯人の「使徒」が誰なのか?と謎解きを最後の最後まで引っ張っている事から、読み始めるとやめられなくなって、実質2日で読破してしまった。
読後の感動って点では「熱砂の絆」とか「雪の狼」なんかの方が勝っている感じだが、ともかく十分に面白く値段以上に楽しめた。
ただ、このジャンルの小説は他にも書き手がいると思うので、G・ミードには是非処女作の「ブランデンブルクの誓約」とか「熱砂の絆」のジャンルを書いて欲しい。