日本市場と言うのは、ノートパソコンのシェアが海外よりも高くて、特に小型軽量なモバイル機は、世界でも有数の激戦区のはずだが、実際に持ち運ぶパソコンを選ぼうとするととしては、いろいろと不安がある。
今使っているdynabook SS RX1は、しっかりしたキーボードと高速な処理能力で、高レベルのモバイル機だと思うが、出来ればもう少し奥行きが小さくてあと3割ほど軽量コンパクトならいう事がない。(DVDドライブ無しでも可)
今の私の使い方なら、「ちゃんとしたキーボードにそこそこの解像度(1024×480程度で可)の液晶モニターが付いていて、折りたたむと幅がA4かB5版で奥行きが短い程度のコンパクトさで重さが800g以下でエディターとメーラーとウェブブラウザー搭載」っていう機種があれば、電車に持ち込んでメールチェックとブログの更新が出来て便利だが、そういう機種は無い。
いや以前はあった。たとえば、ソニーのVaioノートのCシリーズとか、東芝の最後のリブレットは、この条件を(ほぼ)満たすし、NECが出していた「モバイルギア」なんかも該当する。

↑VAIO C1

↑リブレット
特に「モバイルギア」は、不完全なワイヤレス通信環境しかなかった時代に、ちゃんとしたキーボードに液晶モニターが付いただけ」というマシンで、急いで記事を投稿する必要があったマスコミ関係等で、かなり最近まで使われていたらしい。

↑モバイルギア
シンプルな性能で出来る事の方が少なかったノートパソコンが、いろいろな機能を追加していくうちに大きく重くなって、「モバイル機」が「省スペース型デスクトップ」に変貌してしまったのは、パソコンに限らず他の製品でも見られた恐竜進化型の流れなんだろう。
一方で、モバイルギアにもちゃんとした後継機が出なかったり、VAIOのCシリーズやリブレット(そして、私が以前使っていた富士通のLOOX Tシリーズ)がフェードアウトしてしまった事から見て、この手の「モバイル機」の市場が、高性能化する携帯電話との競合もあり、決して「商売になる」レベルのジャンルでない事も間違いないようだ。
本当に、「ちゃんとしたキーボードに液晶モニターが付いたマシン」というのは、もう出ないんだろうか。
と思っていたら、ウィルコムの展示会で、↓このような機種が。

単3電池で駆動するメール専用端末だが、製品化の暁にはWebブラウザー機能も搭載されるとか。
これぞ、「モバイルギアの再来」。是非早めに(そして低価格で)商品化して欲しい。
久し振りに物欲を刺激される製品だった。