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「こ、これが、カシオのQV-10か!」と、ザクを初めて目にしたアムロ・レイみたいなセリフを本当に口にしたわけではないが、私が電器屋の店頭で現代のデジカメのご先祖様「QV-10」を見て、カルチャーショックを受けたのは、1995年の秋頃。
QV-10の発売自体は、1995年5月頃だが、最初はそれほど注目されなかったのか、この時期までは、地方の電器屋で現物を目にした記憶もない。(当然、デジカメコーナーなんてものは存在しない)
それまで、「デジタルカメラ」と言う「デバイス」の存在は知っていたものの、特にピンと来るモノもなく、イメージスキャナやビデオキャプチャーボードなどと同じパソコン周辺機器の一つとして、「もっと安ければ欲しいけど、今買うほどじゃない」程度に思っていた。
それが、あの回転レンズと液晶モニタが付いたQV-10を見て受けたショックは相当なものだったんである。ビデオカメラに比べるとコンパクトなボディに、明るい液晶モニタ、自分を撮ることも出来る回転レンズ。雑誌で見て、どういうモノかはわかっていたつもりだが、実際に動いているのを見たインパクトは強かった。
特に、液晶モニタと言うモノのインパクトは大きかった。「撮るモノが見える。撮った画像が確認できる」と言う、銀塩カメラから見ると、夢のような機能を、さりげなく実現していたデバイスであり、デジカメの普及に果たした影響は、回転レンズより大きかったと思う。
そうして、「デジカメってなんか面白い」と感じた私は、デジカメの情報をチェックして、来る「デジカメデビュー」の日を待つことになる。当時は、まさに「デジカメ黎明期」と言える時期で、QV-10の「ビッグバン」によって、デジカメ界が動き出そうとしていた。
そのような時期に、デジカメに興味を持ち、このデバイスにのめり込むことになる私は、激動するデジカメ界の一ユーザとして、一つの市場が出来上がっていく歴史を体験することになる。
と、最初ぐらいは、大上段に構えてみよう。
(次回予告)デジカメ購入を決意した私の前に、次々登場する新製品たち。性能は?仕様は?規格は?次第に姿を現す「デジカメのトレンド」。そして、私の選んだ機種とは? 次回、「初デジカメは結局」をお楽しみに!
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