|
銀塩のTC-1なんかもそうですが、IXYの「ちょっと厚めの小箱」スタイルには、精密小型機器を感じさせる魅力がありますね。「無難にまとまっている」と評されることが多い絵も、それを実現するのは大変なことで、キャノンがこの人気シリーズの価値を守るため、努力してきたことがよくわかります。でも、さすがにこのデザインも、ちょっと時代遅れになってきたのではないかな。薄型大画面の機種は山ほどあるし、こういう形があってもいいとは思うのですが、大きな液晶が欲しいという気持ちは、多くの人にとって、多少のデメリットもいとわないほど強いものなんですよね。IXY600の背面に、安心して親指を置ける場所が確保されているのは立派だけれど、そのために単一ボタンへの機能集中がおきている。ビューアーとしても使える液晶を持つ機種では、シャッターチャンスを逃さないよう、再生ボタンを独立させているものが多いんですよね。薄型大画面ののっぺりした外観では、IXYの質感を出しにくいのはわかるけど、私は薄型大画面派なので、できればキャノンにもこのカテゴリーに移ってきてほしい。
|